はいきょ刑事純情派
 
       「爆走400キロ!?ナンカ知らないけど山道を行け!」   

 

          案の定、一雨来た。私は来た道を戻り

          途中からまた山道がある。

          そっちの方へバイクを走らせた。

 

        

         いい降りになる前に家に帰りたいのだが。

         一体ココはどこなんだ?

         きっと、もう家へ帰れる距離じゃないな。

       私は本当にドコをどう走ったのか良く覚えてない。 

       道なりに走る事、数分。

 

      

        崩れた廃屋らしき建物発見!!

        だいぶ降って来たのでココで休憩だ!

 

      

            これはあきらかに廃屋だな。

            二階がガクンと落ちてる。

          私はバイクを止めヘルメットを脱いだ。

        それでは濡れた背広を脱いで踏み込み開始!

 

          

           「失礼します。ヒャーびしょ濡れだー」

               入り口を振り返る。

            うーん、木が濡れた香りがする。

            クセになるような懐かしい匂いだ。

 

      

     しかし残念な事に玄関には最近のゴミが捨てられていた。

     ビデオテープに発泡酒の空き缶、弁当の容器

     あきらかに最近のゴミだ。

   持ち主だろうか?それとも山へ来てゴミを捨てた奴だろうか?

    

          

         ゴミを飛び越えて来た先はトラクターが。

         タイヤの上にカサもある。

         ま、まさか、誰かいるのか・・・

 

      

        トラクターの脇にはミシンか何かの機械が。

   二階が崩れ落ちてる為か、なかなか私を受け入れてくれない。

 

          

              戸は吹っ飛び二階は崩れ

 

      

            布団の綿は飛び出してる・・・

         私はジャンプで向こう側に飛んだが・・・

          畳が腐っていて足がズボズボと潜る。

          このまま二階が崩れたらおしまいだな・・・

             私は違うルートで奥へ行くと

 

          

               急角度な階段を発見。

              階段に歩み寄ろうと思ったが

            ここも畳が腐っていて足が潜る。

                 「む、むりだ・・・」

    私は底無し沼状態の畳を後に違う部屋へと向かう事にした。

 

          

          雨も本格的な降りになって来たようだ。

          懐中電灯を持たない私はフラッシュの一瞬の

          光を頼りに歩く。

 

      

         すると一瞬の光で見えたカマドといろり。

         ここの家族はどんな食事をしていたのだろう・・・

         家族はここに集まりわいわいやっていたのだろう。

         カマで炊いたご飯はウマかったのだろうなぁ。

 

 

         なんて感傷的に思ったら・・・ 

          

               炊飯器があるじゃない・・・

       

      

      少しづつ新しい文明を取り入れて行ったのだろう。

      ここの家族は一体どこへ行ったのだろうか・・・

 

          

            奥へ行くと食器類も残っている。 

            こんな素晴らしい家を置いて。

 

           

             子供の椅子も残っていた。

         この山奥の家を捨て町へ出たのだろうか・・・

         

          

                木の桶の風呂。

          木を合わせて、そこからお湯が漏れないって

          日本の職人ってスゴイね。

 

 

やがて町が合併して、こんな村や郡と付く所は無くなって行くのだろうか。

そして素晴らしい職人の手で作られた日本家屋もなくなるのだろうか。

          日本にはいっぱい良い所があると言うのに・・・

 

          

     こんな冬の装備「かんじき」も忘れ去られてしまうのだろうか。

 

      

    こんなワラの長靴も、子泣きじじいがしていたワラのマントも

             きっと無くなって行くのだろう・・・

 

 

          そう言う私もこんな冬の装備は見た事ない。

            ちょっとこの家に興味が出て来た。

          

     勝手に入って申し訳ないが、もう少し雨宿りさせてもらおうか。